2011年02月25日 00:24
NTTドコモの山田隆持社長は24日の記者会見で、他の通信会社で使えないよう携帯電話に制限をかけている「SIM(シム)ロック」を解除できるソフトを、4月以降に発売する全機種に組み込む考えを示した。
「利用者の利便性向上のため」と説明しているが、米アップルの人気機種「iPhone(アイフォーン)」を販売するソフトバンクモバイルにもロック解除を促す狙いがありそうだ。
KDDI(au)とは通信方式が異なるため、携帯電話大手間で実際にドコモの携帯電話と乗り換えができるのはソフトバンクだけだ。
山田社長は記者会見で「アップルの端末をあきらめたわけではない」と述べた。他社に先駆けてロックを解除することで、ソフトバンクにも解除を促し、アイフォーンの利用者の取り込みを図る狙いがあるとみられる。 .